明日にかける橋 [music]
この曲はポール・サイモンが、あるゴスペル曲の詩からヒントを得て作曲したと聞いている。ゴスペル曲の原詩は「深い海」だったのを「荒れた海」へと変えたという。
like a brigde over deep water
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like a brigde over troubled water
また当初3番の歌詞はなかった。レコーディングでピアニストが勢いあまって3番まで演奏したので急遽3番の歌詞を作ったという。2番までの悲しい内容とは変わって未来へ向かってはばたく内容で演奏自体も明るさと強さが出ている。
ポール・サイモンは南アフリカへ傾倒し音楽の世界からアパルトヘイト打倒にも影響を与えたといわれている。その南アフリカで「明日に架ける橋」と言えばアレサ・フランクリンの方がメジャーなんだという。
9.11後のアメリカではメディアが演奏自粛をした楽曲リストの中に何故かこの曲もあった。 sale on siver girl ... という詩が、出航すなわち飛行機を連想させるからだと。今思えばこじつけでしかないが当時の心境は測りがたい。
...と、これは今夜のNHKの番組の受け売りである。30数年後にこの曲のいきさつを知ってちょっと感動を覚えた。歌謡曲から洋楽へ興味を持ち出したころが思い出される。そのころは詩の意味など何も考えてはいなかった。僕はミッションスクールだったが、朝のチャペルで先生が感動したレコードをかけたのがこの曲だった。この学校の先生や友人のおかげで洋楽に目覚めた。
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